社員紹介 和田 一彦

氏名 和田 一彦(わだ かずひこ)
所属・役職 代表取締役社長
所仕事内容
社歴 26年目(平成元年入社)

経歴

大学卒業後、IT関連企業会社に入社し、プログラマーとして従事する。
平成元年に亀和商店に入社。

大切にしている価値観その1

和田一彦(入社26年目)

和田一彦(入社26年目)

【持続性】
成果を出す、または他社や他人と違う特徴を持つためには、持続性のある努力が必要だ。毎回の努力や学習は小さくても、長年積み重ねてゆくと、他社(他人)には真似できない、大きな違いとなる。一旦、中止することがあっても、必要な時に再開出来る条件は残しておく。何かをはじめるときに、それが持続性があるか、または持続可能な要素を組み込むことが出来るかを考える。小さなところでは、新しく会議をはじめるときに、その開催頻度、議題、進め方などに持続性がないと、成果が出る前に立ち消えてしまう。あるいは、社会貢献。亀和商店で90年代に毎年1回協力した、FOODEX (国際食品・飲料展)での全日本司厨士協会主催のチャリティーカレーでは、応援の人員を出す見返りとして、入場券を希望する得意先に配布。2001年から連続参加している「森は海の恋人植樹祭」は、主催が取引先である水山養殖場。2006年に日本で初めて取得した海のエコラベル「MSC認証」では、すでに対象であるアラスカサーモンを輸入していた。大きなところでは、新規事業として選んだ、多摩川での漁業。旧石器時代(5万年)から行われていたわけで、大規模な地球環境の変化や日本国の滅亡などがなく、1万年後も亀和商店が存続していれば、行っているだろう。

大切にしている価値観その2

【幸福】
人間の幸福は、精神的なものと同様に肉体的あるいは感覚的な要素を持つと考える。たとえば、お金だけが人生の目的とする人でも、健常者であれば、いくらお金を積まれても、一生部屋に閉じこもってすごしてもいいと思う人はいないはずである。自分の体を使って、五感に感じて何かを達成する喜びが幸福には欠かせない。亀和商店の業務は、厳しいが意外と幸福の要素を充たしてくれている。

大切にしている価値観その3

【自然】
経営計画書に、「築地市場水産仲卸の存立基盤」として〔日本沿岸で、良質で多様な天然魚が豊富に漁獲されること。〕と記載しているが、亀和商店の存在そのものが、(特に日本の)自然環境の恩恵に依存している。また、自分自身が自然体でいることが、幸福にとっては欠かせないと考える。私は、瞑想に興味があるが、瞑想は人間の発達しすぎた意識や思考を自然体にリセットする技術だと思う。オオカミに襲われた鹿は、その時は必死で逃げるが、危険が去ればオオカミの事は忘れてしまう。鹿は「オオカミがまた襲ってきたらどうしよう」と非常時でもないのに思考が暴走して不幸になることはない。自然体でないと、目の前のチャンスやリスクを正しく評価して、活かす事が出来ない。経営ビジョンでいう、「なにげに」は、自然体での決断を意味しているのかもしれない。

大切にしている価値観その4

【本質】
私は、テレビや新聞はほとんど見ない。それは、瞬間的な情報は、数年から数十年かけて動いてゆく世の中の変化に対応使用とするときに、物事の本質を隠して却って邪魔になると考えるから。本質を外したものは、いずれ消えてゆく。本質を見抜いて、それに正しく対応することで、時代の変化を乗り越えて持続する亀和商店にしてゆくことができると考えている。

大切にしている価値観その5

【自己実現】
以上4つの価値観を踏まえて、経営あるいは人生を歩んでゆければ、他に比類のない特徴ある亀和商店、和田一彦を、過程を楽しみつつ実現できると信じている。これこそが、私の自己実現であり、他者をも含めて幸福になる道だと感じている。